Santax & 長野マラソンクラブの2003/4/23-5/3のトップページで取り上げた話題

雨あがり、春の日差し、雨と気象変化の中

第5回長野マラソン完走率 85%、NMCは初1名含む40名が完走

は、スタート4分前。整列開始時間には降っていた雨が上がりだしてポツリとあたる程度となった。は、NMCメンバーの高木、轟、塩沢、石川の陸連登録組。「長野MC」と文字を大きくした新調ウエアは、沿道から長野頑張れとか、応援の声が寄せられたという。
 4月20日の早朝、山ノ内町は路面がぬれて朝もやがかかっていた。暖かい。しかし7時頃から雨が降り出し、本降りの様相に。スタート会場の道の駅のところはほとんど雨よけ場所がない。そこに上がるわき道沿いの畑のビニールハウスが会場に着いた選手の避難場となっていた。
 スタート時の気温は16度と発表があったが、濡れて冷えることを防ぐためビニール袋着用で並んでいる人が多い。総合案内所に袋がないか尋ねてくる方もあったが、それは自分で用意してくるものだろう。だんだんと雨が上がりだし、スタート前はポツリと当たるくらいにまでやんできた。
 NHK教育テレビの生中継の関係でスタート時間は9:05. オリンピックのために作られた道は広く4714人のスタートライン切りまではおそらく4分かかるかどうかではなかったか。この大会は参加費が他のフルの大会より割高だが、その分ネットタイム(自分がスタートラインを切ってからゴールラインを切るまで)が出されるので、自分の正確な記録が得られるメリットもある。
 沿道の応援が雨で心配されたが、雨上がりが幸いし10万人、スタジアム周辺に2万人と主催者からフェアウエルパーティで発表があったように、これまでと同様、そしてスタジアム周辺の一番苦しい直線道路では従来になく多かった印象を受けた。
 そんな沿道の暖かい声援を浴びて出走した4714名のうち、4026名が完走、完走率は85.4%だった。
ゼッケン 氏 名 居住地 タイム 順位 昨年
No.403 丸山一二三 長野市 2:53:02 74位 2:49:17
No.393 轟哲郎 長野市 2:55:15 87位 3:05:21
No.318 塩沢一郎 長野市 2:58:00 108位 *****
No.1316 梨本高之 長野市 2:59:22 98位 3:04:08
No.1298 小林毅 長野市 3:01:08 111位 3:44:59
No.1070 野英二 中野市 3:05:00 138位 2:59:27
No.406 宮本恭志 飯山市 3:06:22 141位 3:12:26
No.1296 和田佳司 望月町 3:09:01 181位 3:32:21
No.382 石川正昭 長野市 3:10:44 157位 3:05:40
No.2489 羽田豊 長野市 3:14:42 239位 ※*****
No.517 高木直樹 長野市 3:15:46 182位 3:24:32
No.1293 八木正孝 新潟県 3:17:48 280位 ※3:25:18
No.514 西條明生 長野市 3:18:47 192位 *****
No.449 小島敏久 長野市 3:23:31 216位 3:38:30
No.1433 佐藤伸 長野市 3:24:24 380位 4:10:42
No.587 徳武裕一 長野市 3:24:33 225位 3:19:43
No.1918 田村裕美 長野市 3:24:54 390位 3:32:47
No.1653 武捨俊之 長野市 3:25:20 397位 3:35:29
No.624 三田茂延 長野市 3:29:21 246位 3:27:05
No.431 松崎良一 松本市 3:34:20 264位 2:58:44
No.1552 三野輝一 長野市 3:38:01 667位 3:27:57
No.1386 飯泉大輔 高山村 3:43:15 803位 3:44:35
No.1086 山口辰郎 小布施町 3:44:23 830位 3:24:32
No.2652 朝日輝元 長野市 3:55:15 1165位 3:34:54
No.2375 高野弘志 須坂市 3:55:20 1171位 ※3:58:15
No.2082 西島政晴 長野市 3:55:32 1177位 4:25:55
No.2740 木下幸一 坂城町 3:56:16 1193位 4:00:44
No.6137 高橋百合子 戸倉町 3:56:33 98位 3:51:57
No.1513 山本周一 東京都 4:03:22 1403位 *****
No.1882 木内智章 長野市 4:05:01 1450位 *****
No.2890 大貫博 長野市 4:09:16 1552位 4:30:00
No.1039 山崎豊 長野市 4:09:27 1559位 3:21:40
No.3308 押木正暢 須坂市 4:09:51 1573位 *****
No.1805 宮沢道成 豊田村 4:09:59 1576位 3:30:32
No.6269 徳武さおり 松本市 4:10:05 155位 ※4:39:00
No.2321 斉藤一也 長野市 4:11:55 1602位 3:55:49
No.6642 三石清子 臼田町 4:20:11 192位 ※*****
No.6156 柳沢眞弓 東部町 4:27:09 219位 5:04:30
No.2494 原芳幸 長野市 4:52:55 2775位 4:59:23
No.2700 飯島靖 長野市 4:58:42 2969位 ※4:58:41
伴走 杉山正志 更埴市 完走 完走
注1)ゼッケンの3桁は陸連登録で、青字の順位がそれ。
注2)ゼッケン番号は申込み時の申告タイム順。
注3)※は当時NMC未加入。注4)*****は記録なし。
 長野マラソンクラブ=NMC(会員56名)からは46名がエントリーしていた。一部未確認があるが42名が出走した模様で40名が別記の記録のように完走した。完走率は今回も大会を10ポイント上回る95%だった。
 本ページの試走会&希望日試走会でも紹介してきた三石さんが初マラソン挑戦で4:20の初完走、感動のゴールを飾った。またスピード組ではサブスリーが4名出て、うち、梨本さんが長野マラソンでは初(通算3回目)のサブスリーを達成した。またあと一息のところに昨年の長野、大町に続くフル3回目の小林さんが来た。初マラソンから43分のタイム短縮である。スピード組の成果には轟駅伝部長主宰のサブスリー道場が貢献した。期待が高かった石川・羽田両氏の競り合いでのサブスリーはお預けとなり、サブスリーがいかに難しいかを考えさせるところとなった。クラブの完走人数に入れてないが杉山会長が5年連続伴走ボランティアをつとめた。
小布施橋豊野より、桐生走友会の2人がいる。622は桐生の会長でフル百の藪田さん。大町・八ヶ岳でもおなじみ。写真にをクリック
 ではフル自己ベスト組を紹介しよう。タイム順でいこう。先に触れた小林にはじまり和田、佐藤、田村、高野(弘)、西島、柳沢の6名。いつもより少ない感じだ。これは多分にレース前の予測で立てたBグループの大幅な崩れによるところがおおきい。小林、和田の2人は一気に記録を短縮し、サブスリーを狙える位置にきた。3時間半を切った佐藤さんはスピード派でハーフマラソンをこなしてこの位置に、田村さんはウルトラ派で、おそらくハーフは走っていない。ウルトラでの力はクラブNo.2で実力通りフルでも力を発揮した。
 高野(弘)さん(写真の2375)は試走会や道場にもよく顔をだし練習を積んできたので、この記録に満足していないが、前半少し飛ばしすぎた。西島さんは荒川市民でほぼサブフォー匹敵タイムを出しており、今回初のサブフォーが確実視されていた。その通りしかも55分台でゴールした。直前週に長い距離を走っているがそれも功を奏したようだ。柳沢さんは大町で昨年長野のタイムを20分縮め、今回さらに大町タイムを17分縮めてきた。まさにトレーニングのたまもの。柳沢さんの様子をHPで見て三石さんがマラソンの世界に入ったように、柳沢さんが走リ続けると女性ランナーが増えるかもしれない。
 長野だけの大会タイム更新でみると轟、宮本、武捨、木下、大貫、徳武の6名がいる。
サブスリーの可能性があり、悪くても3時間5分位で走れる 丸山(一)・塩沢・梨本・宮本(恭)・松崎・小林・羽田・石川・轟高野(英) 10名
3時間〜3時間15分の走力があると思われる 高木・山口・武捨・和田・佐藤・小島・三野・西條・徳武(裕)・山本・山崎・西沢 12名
3時間15分〜3時間30分内 八木・宮沢・田村・朝日・飯泉・三田・木村 7名
3時間30分〜4時間30以内 高野・小松・木内・高橋・木下・大貫・徳武(さ)・西島・宮坂・原斉藤 11名
4時間30分〜5時間5分までの完走 酒井、三石、岩崎、飯島、柳沢、押木 6名


 さて、グループ別に概観しよう。は宮本さん、高野(英)さんも一応、Aの位置は確保。羽田さんは大田原とほとんど同じタイム。平坦コースなら失敗はなかったと思われる。
 Bグループでは順当は和田さんを除けば一人気を吐いた高木さん、或いはそれに近かったのが西條さんという元サブスリーのベテランの二人だけだったのは驚きで、この大会のコースゆえの面白さがBグループに集中して出たように思える。来年からは市内の平坦コースが予測され、こうした面白さがなくなってしまう。和田さんのタイムは3月下旬のハーフ×2に+20分の公式通り。徳武さんが前回タイムより落としている。元サブスリーのもう一人小島さんも昨年よりいいが大田原のタイムに及ばなかった。
 Cグループではぎっくり腰から抑えて走ったと思われるは八木さんが本当にBグループの脱落組をとらえた。三田については事前の予告通り。Dグループは西島さんとともに木下さんが健闘、サブフォーに復帰した。高橋さんがベスト更新ならず逆にタイムを落としてしまった。平坦コースが予測される来年に期待をかけよう。Eグループでは最近クラブ入りの飯島さんが記録更新ならず昨年とほぼ同タイム、またゆっくり走ると「4時間59分」完走公約をぜツケンにつけた押木さんが久しぶりの大会でつい速く走ってしまい約束を反古にした点なども面白かった。
 その他、練習をつんでも目標を達成できなかった方、練習不足や体調不良のなかで高い目標のままで出走して切り替えができずにつぶれた方、走りこみの量に応じた走りで過去の長野タイムより設計を落として走った方といろいろだが、結果を一覧表を見ると自分のタイムの近いところにずいぶんとクラブメンバーがいるものだと思われるだろう。田村さんが掲示板に「武捨さん、私は武捨さんをいつ抜いたの?自分のことで精一杯で全く気がつきませんでした。ゴールタイムを見たら、計ったように私の前後30秒に、徳武さん、一躍超有名人になったさとしんさん、そして武捨さんがいるではないですか!みんなで走ったらもう少しがんばれたかも・・・・」と書いている。コースが変わるとされる第6回長野では、直前3ヵ月のトレーニング距離などのデータもアンケートをとり、もう少し正確な予測タイムを出して、自分の周辺に誰がいるか意識して大会に臨めるようにもっていきたい。
 あなたも長野マラソンクラブで第6回長野マラソンを走りませんか!(NMC事務局)
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またサブトラ班HPでサブスリーを目指した方々の報告暫時アップ中


大会前のNMCメンバーエントリー状況と予測などは、その1その2
昨年の第4回長野マラソン
一昨年の第3回長野マラソン