2001/10/14実施の新しいフルマラソンの大会
第1回アディダス苗場スーパーマラソン
紅葉満喫のタフなコースを走った。
木下さん春の「長野」より早いゴールで力つける
14日開催の苗場プリンスホテル一帯で行われた第1回アディダス苗場スーパーマラソンは、紅葉満喫のタフなコースで、参加者を十分に楽しませてくれた。
長野マラソンクラブからは、この新しいフルマラソンに写真の左から武捨、木下、三田の3名が参加、日頃のトレーニングの成果を検証できるそれぞれの完走を果たした。
苗場プリンス周りの森の中、渓流沿い、ゴルフ場の中をコース変化させながら3周する。高低差は川沿いの845mから3周目に通るコース最高点の三国スキー場1145m間で300mもあり、各周回いずれもアップダウンの繰り返しであった。
当初複雑なコース図にとまどったが、実際の順路案内は完璧で、コースアウトの心配なく、景色を楽しめた。ただ20`及び40`地点の距離表示を見落としたか定かでないが、私の前後を走っていた人も同様に感じていたので、その点は配慮をいただきたい。フルの場合は5`のタイムを絶えず意識して走っているので。
さて、クラブメンバーは
まず武捨さん「過酷なアップダウンにやっつけられてしまい、今だにふくらはぎと大腿四頭筋が筋肉痛です。三国スキー場からの下り以降、完璧にふくらはぎがやられ下りが思うように走れず、最後のゴルフ場インコースのアップダウンではかなりのペースダウン。けれど、目標設定の去年の大町(3時間54分)より5分ほどタイムが良かったし、紅葉もキレイだったし、周回コースのわりには変化のあるコースでちっとも飽きがこなくて気持ちよくトレーニングできたなという感じです。でも本当に手強いコースでした」(15日のメール)。左の三国スキー場への登りを頑張るのはその武捨さんだ。
木下さんは今年春の長野マラソンの4時間25分を13分も短縮の走りで元気にゴール。本人は少し不本意のようだったが、着実に力をつけてきた。「すごいよ」との我々の言葉に「21日の地ビールマラニックも行きますよ。あと渡良瀬です」と次の大会が待ち遠しい返事が帰って来た。
前週の大町に続き3時間半スタンスで臨んだ三田は13分オーバーで久しぶりに半を切れなかった。「94年にキロロフォレストで高低差400mのフルを走ったが、苗場も同様に厳しい。いろんな力が試されて面白いコース。そして景色も飽きなかった。次回は3時間15分調整で臨み絶対『半』を切りたい」としている。
同大会の女子35歳以上は長野県の竹内淳子さんが3時間24分で優勝、彼女のこのタイムで長野県のランナーならこのコースがいかに厳しいものであったかお分かりになるだろう。その女子の2位にはウルトラ・ランナー藤原定子さんが44分で入った。この方、第1回四万十川ウルトラマラソンで腕に「素敵に快走」とマジック書きして本当にそう走って前半私を引っ張ってくれた方(もちろん藤原さんが先にゴール)だ。今回、2周目のゴルフ場内ののぼりでお話が出来た。現在ウルトラとフルと半々だそうで、フルも14分まできているという。フルでは勝てるがウルトラではとても藤原さんにかなわない。(右女子35歳以上の入賞者の表彰式)
アディダスでは毎年苗場の秋の紅葉とこのタフなコースをもってチャレンジ精神を掻き立たせる新しいコンセプトのマラソン大会を作っていく意向のよう。主催スタッフからそうした意気込みも感じとれた。長野県王滝村の木曾林道を使うセルフディスカバリー(パワースポーツ)といい、今回の苗場といい、スポーツ企業主体での楽しめるマラソンイベントが設定されだした。(三田茂延)
―コース中の写真はカシオLV10で三田が撮影、ゴール後のNMCの3人は武捨さんの奥さんにソニーP1で撮っていただいた―
(以上は、Santax & 長野マラソンクラブの2001/10/16-21のTOPページとして掲載しました)
増補分は以下
大会結果を見ると、
長野県のランナーはやはり登りに強い。
ランナーズにアップされた大会結果で、569名が完走したことがわかった。
年齢を50歳からと区切っていただけば、なんと三田が1位であった。言いたいことは、そんなことではなく、長野県のランナーはアップダウン、登りに強いということだ。今年の2月埼玉マラソンにNMCの6名が轟駅伝部長のクルマに相乗りで行ったが、その折、埼玉県入りしてからの高速道路からの風景をみて、「平だね」これががみんなの印象だった。だから、こうした苗場のようなコースでは、とてもよく走れる。
参考として今年4月の「長野マラソン」タイムを,入れてみた。
木下さんは着実に力をつけてきたことがわかる。次に出る平地の渡良瀬のフルならまちがいなく4時間は切る。チームウェアで出た武捨さんがエントリー時にチーム名を書き忘れたかですね。
写真は、三国スキー場、コース最高点1145m。その給水エイド前で。三田が先にエイドに着き、写真を撮っているところへ武捨さんが到着、エイドの方に巨岩石をバックにシャッターを押してもらう。
クラス |
No |
氏名 |
年齢 |
所属 |
タイム |
総合順位 |
参考 |
長野マラソン |
45歳〜 |
9/176 |
3708 |
三田 茂延 |
50 |
長野マラソンクラブ |
3:43:21 |
49/569 |
3:23:07 |
35〜44歳 |
29/162 |
3220 |
武捨 俊之 |
41 |
|
3:49:44 |
73/569 |
3:35:51 |
64/162 |
3312 |
木下 幸一 |
42 |
長野マラソンク |
4:10:43 |
162/569 |
4:25:17 |
総合は男女を含めた順位、クラスで他に18〜34歳の部で」162名が完走してます。ほかは女子が年齢別でクラス分けがありました。
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3220武捨さん、タイツ姿は三田。三国スキー場への登りの中途部分まで、30`近辺までは武捨さんが先行のいい走りでした。(武捨さんの奥さんがP1で撮影)
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苗場の看板入りで撮っていただいた。6月〜8月の3ヵ月とNAHAマラソンを除き、いつもこのスタイルの三田。ワコールCWXの伝道師。(武捨さんの奥さんがP1で撮影) |
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景色も2点。コース上は苗場山への登山道の前も通っている。左はそこではないが、立ち止まりLV10でとらえた紅葉ゾーンのひとつ。 |
右は、三国スキー場へ上がって行く道にかかる橋からの眺め。これもLV10で。 |
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女性の35歳からの部2位の藤原定子さん。ウルトラ・ランナーである。フルも3時間14分くらいまできているとおっしゃっていた。
第1回四万十川ウルトラマラソンで左腕にマジックで「素敵に快走」と書いて文字通りそのように走られた。ウルトラは強い方で、ウルトラ初挑戦の私はそんなことは知らずに、四万十コース唯一つの山を彼女について走ってしまった。もちろん、下山してからはおいていかれたがとても印象に残っている。
その後、一度我が地元の八ヶ岳野辺山ウルトラマラソンでお見かけしていた。
2周目のコルフ場内のカート道でお話させていただいた。
3時間44分12秒(総合54/569)、所属は武蔵野UMCとありました。ウルトラマラソンクラブですよね。
(ゴール後にLV10で撮らせていただいた写真使わせてもらいました…三田) |
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その女子の入賞者のいい写真の方をもう1枚。
左は我が長野県のトライアスリート竹内さん。その隣が藤原さん。
(武捨さんの奥さんが撮影P1) |
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苗場プリンス裏のゴール前。芝生に座り家族を応援の方も。右は登りは強い木下さんのゴール後の1枚。 |
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Santax & 長野マラソンクラブ