2001/9/26/12:00up,9/30増補up


 9月23日大阪の「吹田中の島ランナーズ」が主催する「第15回吹田中の島『耐久』5時間走大会」に行ってきました。
 今回の大会はユニセフ(アジア・アフリカ難民児童救援)&ハート・オブ・ゴールド(カンボジア人殺傷地雷被害者救援)のチャリティ・ランも兼ねられて、特にハート・オブ・ゴールドの代表理事・有森裕子さんが特別ゲストで5時間一緒に走り、一層記憶に刻まれる大会になりました。

 コースは吹田市の中の島公園、後ろには神埼川が流れ、公園内とその河川敷を周回する4q。天気はほぼ快晴、残暑から抜け出し、さわやかな秋晴れでした。
 
 参加は約480名、これを主催クラブはじめ、吹田カメの子会や堺ランニングクラブなどの走友会や一般市民からなる約100名のスタッフ&ボランティアが支える形で運営されていました。また、ランニング用品のお店も2店舗出ていて、「大会」に賑わいを添える形でした。

 開会式では、アメリカ帰りの有森さんからニューヨークのテロでなくなられた方々への黙祷呼びかけがあり、出席者一同で黙祷をしています。
 大会前はスタートラインで何回かに分けて記念撮影、このうち1枚がHPや次年の案内に使われるということです。有森さんらと一緒に写真に収まるラッキーな方はどなたでしょうか? 
 
 9時スタート。スタートは公園の木立の中、ここは日陰部分(500mくらいか)、あと堤防から河川敷の3.5kmは日除けのないまるまる太陽を受けるコース。右上写真…河川敷を走る有森さんを囲む集団、前半のこの頃は4分30秒くらいで走っていたようで、10名くらいの集団になっていました。

 大会は秋のマラソンシーズン入り前に設けられています。そして5時間にも意味がありました。フルマラソンで5時間を制限時間にしている大会が多い、そんな中で、日頃のトレーニング成果をこの5時完走で試してみる。5時間で何キロ走れるか? 42キロ走ることが出来るか? その距離が少し足りなくても涼しくなる大会シーズンには確実に5時間で完走できるはず。また42キロにかなり足りなければ、もう少しトレーニングが必要……、そうした自己チェックができるというわけです。主催の方々のお話からは「フルマラソンの完走をサポートしたい」そうした気持ちがうかがえました。

 5時間という時間、私の場合、3時間半を切ると、瞬く間に過ぎてしまいます。参加された他の方々はどうだったのだでしょうか? 長く感じるのでしょうか? 公園内のスタートラインの直ぐ先の日陰の園内・第1給水所、河川敷の上流(第2)と下流(第3)の各折り返し点にそれぞれ給水所、写真のブルーシート・ターブのところは上流の第2給水ポイント。この3つの給水所で、水、バイオ茶、エネルゲンの3品が豊富に供給されています。また園内と上流側の給水所ではバナナ、オレンジ、トマトとパン等が次々と出て、園内では昼頃より「名物冷やしそうめん」が用意され、それがアナウンス。ここではさらに「たこ焼き」も出てきました。またラスト1時間あたりから上流給水所でアイス・キャンディが出ていました。これらを食べ、また用意されるお弁当の「早弁」(11:30〜OK)などエイドを楽しんで走られた方もあるかもしれません。それほどエイドは充実、楽しませてくれます。
 不思議だったのは「バイオ茶」、たしか有森さんが持って来たとか聞きましたが、これが前半は余りおいしくなかったのですが、3時間を過ぎて以降、だんだんと体に入るようになりました。特にラスト3周は、まず「バイオ茶」を先に手にしていました。
 
 私(ゼッケン73)は上半身は1×2ミリ穴開きのクールマックスTシャツ、そのさらに上に直射日光をさえぎるランナーズのウルトラ・メッシュ・ジャケット、下は気温30℃の2000年田沢湖マラソンで実証済みのワコールCWXロングタイツ、さらに頭はこれまたランナーズのウルトラ・メッシュ・キャップという出で立ち。480名の中で、最も完璧な日差し対策をしていました。このような肌覆派はロングタイツ5名くらい。長袖8名くらいでした。そして、私はさらに見えないところで、首の後ろに、「クーリット」より確実な、水分を含んでウエット状態を保つアウトドア用パットを仕込んでいました。全ての給水所で給水、頭に水をかける、いわば北海道マラソン状態で行きました。ただ、今回は頭と首をぬらす程度で、びしょ濡れ状態ではありません。
 途中、11時頃に大学時代のサークルの後輩・坂田慶子さんがOB会メーリングのメールを読んで応援に来てくれました。そして第2給水所が受け持ちだった山内頼子さん(やはり後輩にあたる)とも合流、多少のお手伝いと初使いというデジカメで写真を撮っていきました。写真はその第2給水所の特設シャワー前で坂田さんと。さらに、坂田さんと入れ替わるようにして、午後1時頃これまた後輩の走友・北村政彦氏がディバックにランパンの姿で河川敷に出現。道に迷い予定より少し遅くなったとかでした。確か12週目の後半から最後まで伴走してひっぱってくれました。これがなければ、端数は500mほどで終わっていたかもしれません。北海道といい、この大会といい、大学サークル時代の仲間に助けられた大会が続いた形です。

 1周50円のチャリティ募金を訴えるランナーがずっと走っていて、ゴール後、私も13周分を募金。またハート・オブ・ゴールドのチャリティ・グッズ販売、有森さんによるサイン会が閉会式・抽選会と平行して行われていました。人の列がとぎれたところで、私もハート・オブ・ゴールドのキャップを購入、有森さんにサインをしてもらいました。写真はそのときの1枚。
 なお、有森さんは16周したはずで64キロを走り、私は2周周回遅れの13週と半分ほど。走っている時の有森さんは輝いている感じで、参加者全員に元気を与えてくれました。
 
 見事な運営で、走った5時間。その後、閉会式後の最後の抽選会まで1日楽しめた大会です。
  前日から準備のスタッフの皆様、ボランティアの皆様ありがとうございます。
 最後に、その第2給水のスタッフから、吹田中の島ランナーズの山内さんご夫婦を。今は私をこの大会に誘ってくれた我が後輩・頼子さんの方が速いということです。

 主催クラブ事務局の伊藤さんのご許可をいただき、入れていただいた「打ち上げ」ではスタッフ&ボランティアの皆様のいい顔があり、話が弾んでいました。大阪のランナーなら知らない人はいない(北村政彦氏の言葉)この日の実行委員長・吹田中の島ラナーズ・松村政子さんから堺ランニングクラブの福井会長はじめメンバーの皆様もご紹介していただき、交流の輪がひろがりました。本当にありがとうございました。(三田茂延)


注)写真は全てウエストポーチに入れていたいわゆる「おもちゃデジカメ」のカシオのLV10で撮っている。シャッタースピードの関係で多少ぶれてピントがあまくなっているものがあり,申し訳ございません。



公園の木立の中からのスタートです。


←公園から神崎川の河川敷へ降りたところ。
まだ反対方向へ走る人はいません。第3集団あたりかな。
堤防の上森の中が吹田中の島公園。

↓水門を越したところ、二つ先の橋の少し先までいき、折り返しです。















河川敷のお花畑の横を走る。旗はもちろん主催の「吹田中の島ランナーズ」

もう、4時間を回っている。第2給水ポイント前に特設シャワーが2基。
給水後、シャワーを浴びて走り出そうとしていた201番の河合さんにお頼みしてもう一度浴びてもらった。

河川敷の2つの給水場には水道がひかれていて、たっぷりの給水はそれによったものか。吹田のおいしい水だった。このシャワーもそれによる。
河川敷には水道がないところが多く、東京の荒川河川敷を走る荒川市民マラソンでもでかいタンクを並べていたのを思い出した。長野市近郊の河川敷では千曲川サイクリングロード練習会の会場となる更埴市周辺の河川敷グランドなどには水道がない。これが土手上にあるのは長野マラソンのコースで通過する小布施橋、その付近にある千曲川ふれあい公園だ。

今回の水には感心した。ボランティアの方で水道工事の専門家でもいるのだろうか。とにいかく、このシャワーもありがたかった。


さあ、河川敷の上流からもどり、先ほどの降りたところからあがり、堤防上を走り、再び公園内に入ります。

 ちょっとぶれているので、縮小しましたが、スタート地点へもどり、次の周回へ行きます。横断幕の直ぐ先の左手にあった園内給水所で名物「冷やしそうめん」が振舞われました。ちょうど有森さんの後に付いて横断幕下に入ったとき、「有森さんそうめんできてますよ」と大きなアナウンス。このとき有森さんは通過だったが、次の周回では食べたのだろうか?

閉会式の中で、チャリティ・ランの募金を受け取るユニセフ・大阪の方の挨拶。アジア・アフリカ難民児童救援のこの募金は1992年の第6回大会から続けられている。チャリティ・ラン呼びかけのゼッケンをつけて走ってくださった方、本当にお疲れさまでした。

使用写真は全てウエストポーチに入るいわゆる「おもちゃデジカメ」のカシオのLV10で撮ったものです。シャッタースピードの関係で多少ぶれてピントがあまくなっているものがあり,申し訳ございません。プリントしないでパソコン上で見ている分にはまったく支障はありませので、写させていただいた方で必要な方はメールを下さい。元サイズの方で添付送信させていただきます。
以上2001/9/26up分
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参考収録1Ssntax & 長野マラソンクラブの2001年9月26日〜10月1日間のトップページ掲載分

大阪・吹田中の島“耐久”5時間走

ゲストの有森裕子さんと480名の市民ランナーが走った 

 23日、秋晴れの大阪は吹田市で開かれた同市を中心とする「吹田中の島ランナーズ」が主催する第15回記念 吹田中の島“耐久”5時間走大会にNMCから三田が行って来ました。

 同大会は今回、ユニセフ(アジア・アフリカ難民児童救援)&ハート・オブ・ゴールド(カンボジア人殺傷地雷被害者救援)のチャリティ・ランも兼ねられて、特にハート・オブ・ゴールドの代表理事・有森裕子さんが特別ゲストでまる5時間、480名の市民ランナーと一緒に走りました。

 公園と河川敷を走る1周4キロのコース、有森さんは16周したはずで、64キロを走りました。周回コースでしかも河川敷では上流と下流での折り返しがあるため、参加者全員が何度となく有森さんの走りをみることが出来ます。走っている時の有森さんは輝いている感じで、参加者全員にその笑顔で元気を与えてくれました。
 
 私は有森さんから2周周回遅れの13週と半分ほど。NMCのウルトラ仲間からけしかけられた60キロに及ばない54.5キロどまりでした。
 
 主催の吹田中の島ランナーズはじめ、吹田カメの子会や堺ランニングクラブなどの走友会や一般市民からなる約100名のスタッフ&ボランティアが支える形で運営されて、この時期大切な給水も充分でまた給食も名物(冷やしソーメン、たこ焼き)が増えて、これも十分あり、各賞盛りだくさん、大会後の最後の抽選会まで楽しめた実にいい大会です。鹿児島や千葉・東京など私同様府外から来られた方々も満足、リピーターになるかもしれませんね。本当にありがとうございました。
 
 有森さんのいい写真は右下のリンクの中にある吹田中の島ランナーズのHPで見てください。
 別稿の、とりあえず版マイダイアリーの9月にあり。写真を増やした増補版の同大会ページもupさせます。 
※上に記載の「増補版の同大会ページ」とは、このページのことです。

参考収録2
私の5時間の周回記録
距離(km) スプリット 区間(km) ラッフ 平均脈拍 平均ピッチ スピード(分/km) ストライド(cm) 備考
1 4 0:19:47 4.0 19:46.8 147 173 04:56 116.9
2 8 0:40:07 4.0 20:20.3 148 173 05:05 113.7 トイレ
3 12 1:00:16 4.0 20:09.3 148 175 05:02 113.4
4 16 1:21:12 4.0 20:55.9 145 177 05:13 108.0 トイレ
5 20 1:41:31 4.0 20:19.2 147 177 05:04 111.2
6 24 2:03:09 4.0 21:37.6 146 174 05:24 106.3
7 28 2:25:37 4.0 22:27.9 145 172 05:36 103.5
8 32 2:48:22 4.0 22:44.8 148 170 05:41 103.4 どちらかでトイレ
9 36 3:11:13 4.0 22:51.2 147 170 05:42 103.0
10 40 3:36:07 4.0 24:53.9 149 170 06:13 94.5
11 44 3:58:50 4.0 22:43.6 157 171 05:40 102.9 約1`有森さんにつく
12 48 4:24:15 4.0 25:24.3 146 167 06:21 94.3 第2給水で写真撮影ほか
13 52 4:47:31 4.0 23:16.4 151 169 05:49 101.7 北村の伴走でひっぱ
ってもらう
14 54.5 5:00:00 2.5 12:28.9 164 176 04:59 113.8
※平均脈拍149、最高脈拍171、平均ピッチ172、平均速度キロ5分32秒、平均ストライド105.0pでした。