高校生新聞社のご好意により「高校生新聞」2001年11月号7頁に掲載の記事を見出し、写真、本文ともそのままで使用させていただきました。掲載にあたり縦書きを横書きとさせていただきました。許可をいただいてから、HPでの実行が遅くなりましたとことお詫び致します。
 突然の3年生フルマラソン出場、そして完走。これをきっがけに後輩たちも「目指せ!フルマラソン売走」を目標にかかげた。走る楽しさを体中から発散さぜる3年生の姿ぱ陸上部を大いに活気づけた。

千葉
私立日出学園高等学校

 

 昨年の夏、11月にフルマラソン大会が間催されることを聞きつけた根本俊介君(現・3年)は「参加したいです!」と顧問の渡辺優子先生に相談。根本君に続いたのが清藤元之君、林浩之君(ともに現・3年)。走るのが大好きな彼らは「いつかは42.195キロを走つてみたい」と心に決めていたのだ。先生の応援もあり、さつそく申し込み手続きを取った。

 そして11月、彼らは「2000渡良瀬遊水池マラソン」に出揚した。ゴール目指してひたすら走り続け、3時問から4時問かけて見事完走。フルマラソンデビューを飾った。「走り終えたあの充実感は言葉にはできません。それを経験ずるとまた走りたくなるんです」と根本君。
 輝く伸間の姿に刺激された岩淵充勲君と木村亮君(ともに3年)。今年4月の「第10回かすみがうらマラソン」に二人を加えた3年生5人で出場し、気力で全員完走を成し遂げた。
 
 後輩達に伝えたい
 渡辺先生は「彼らば自分に自信がついたのでしょうか、以前にも増して明るく、たくましくなりました。陸上部をグイグイ引つ張つてくれます」と彼らの成長ぷりをうれしそうに話す。また後輩たちも「完走には感動しました。ずごい先輩、頼れる先輩だなって尊敬していまず」(石上祐也君・2年)と信頼もますます深くなった。

 現在、2年生数人がフルマラソン出揚に向けて調整中。1年生たちも「絶対に出場する!」と意欲を燃やす。別に記録にこだわるわけてはない。ただ好きだから走るだけ、走り遂げたいだけ。そこから生まれる、言葉では表せないものを後輩たちも自分の手でつかもうとしている。
 5人の先輩たちは陸上部を変えた。


高校生新聞2001年11月10日11月号7ページより

渡辺先生「根本君は秋田100kmにチャレンジし、77kmでリタイアしました。とは言え10時間走り続けたことは立派でしょ。あわび走友会の会員でもあります。」
「写真の岩淵君は生後1ヵ月で片肺摘出という大手術をしているのですが、高1より地道に練習を積み重ね、ついにフルマラソンを完走しました(5時間18分)。医者からは「日常生活は出来ても運動は無理でしょう」と言われたそうですよ。」
「陸上部の生徒は恥ずかしくらい遅いけど、皆走ることが大好きな素直な子供達で、私の自慢できる宝物です。」

長野マラソンクラブ掲示板への書き込みより
郵便物の中に 投稿者:三田茂延  投稿日: 117()224255
「ムーラン・ルージュ」の最終日1日前、これを見てどこにも寄らず胸を熱くして帰ってきたら、渡辺さんからの郵便物が届いて、さらに胸を熱くしてしまった。
 そこにはHPで紹介してもよろしいというプロフィールと、高校生新聞2001年11月号(町田市の高校生新聞社発行、26万部)ほかが入っていた。新聞には渡辺さんが監督をする千葉県の私立高校・陸上部の紹介記事があった。「走り終えた充実感が最高」が見出しで、陸上部メンバー総勢と見られる写真と「限界に挑戦」の文字入りで渡辺さんと生徒・岩淵君の写真が出ていた。そして2000年渡良瀬、2001年霞ヶ浦の各フルを完走した様子が出ていた。最初の渡良瀬の完走(感想)「走り終えた後のあの充実感は言葉に出来ません。それを経験するとまた走りたくなるんです」(根本君)がまさに部内に伝染したようで、それは私が初めてフルを走り完走した88年11月揖斐川の時と同じ気持ちだ。
 小さな頃からスポーツは嫌いでなかったけれど、小学校から大学まで一切スポーツクラブに属していない。今から思うと勿体ないくらいだが、速くもうまくのない人間からは何も魅力はなかった。今の私と一切つながりのないところが寂しい。学校の体育はなんだったのだろうか。私が大の苦手とする数学と同じ苦痛の時間だったかな。
 渡辺さんのされていることは、走ることの「楽しさ」「充実感」「達成感」「開放感」を体感させ、おそらくフルマラソンを走る人口の増加に間違いなく貢献している。是非、長距離中心に、やっていってほしい。私もそんな高校生といつか一緒に走ってみたい。長野県にはそんな高校はあるのかな? 長野マラソンクラブでは出身者が結構いる私の母校・長野吉田はどうかな?  

高校生新聞社宛ての掲載許可願い(2002/1/22)
長野マラソンクラブのHPを作っている三田と申します。
貴紙の昨年11月号の私立日の出学園陸上部のところ、見出し、写真、文とも形式(横書)は変わりますが、そのまま掲載させてください。
実は、そこに出てくる渡辺優子先生を紹介するページを準備していますが、その関連で私達市民マラソンランナーからは理想的な、夢のような、こんなこ高校陸上部があるとして、該当記事・写真をまるまる紹介したいのです。
もちろんルール通り、出典ははっきりと明記します。新聞は渡辺先生からいただきました。
よろしくお願いします。
→高校生新聞編集部・西様より、1/24転載許可いただきました。ありがとうございます。

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