ADBENTURE in Fujimi 行ってきました。入笠山のてっぺんから絶景を楽しむはずでしたが…
前日の14日、3:00pmに会場に到着して受付を済ませてコース説明を受けました。
「はっきり言ってかなりキツイです。」
「標高差1100mを上ってもらいます。」
説明ひとこと一言に胸わくわくです。
関門が1つあって入笠山を降りたあたりのWCのところ4時間50分。ちょうど昼12時を過ぎると交通規制解除で以降の通過ランナーはゼッケンにマーキングされゴンドラで麓まで強制送還だそうです。距離表示がはっきりしていなかったのですが、35kmくらいの地点だったでしょうか。余程のことがないかぎり通過できるかなと思いました。
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レース当日は7:10amスタートなので、茅野に宿をとり宿泊。明日に備えました。
朝4時すこし前に起床。朝食を摂りつつ外を見ると、なんと雨が降り出しているじゃないですか。
んー、360度パノラマが……TVの天気予報では午後から晴れ。
午前中から一刻も早く晴れてくれーと願いつつ、小雨の中6:00am宿を出発しました。
会場に到着すると雨はどしゃ降りに変わり、山々は当然ガスが掛かって全く見えません。テンション下がりっぱなしです。山はかなり冷え込むだろうと思い、ロングT+半袖T、下はもちろんロングタイツ。荷物はウインドブレーカ、ゼリー1個、水500ml×2をデイパックに入れ、7:10am、スタートです。
ウェアの選択と荷物がこのあと吉と出るか凶と出るか…
つづく
アドベン富士見 その2 投稿者: mb 投稿日: 5月18日(水)00時33分0秒
引用
スタートして舗装路をずっと下り、3.9kから上りが始まります。雨は小雨に変わり、ところどころで地元の皆さんが応援してくれていました。5k手前、20分遅れでスタートしたバイクのトップが勢いよく抜いて行きます。5k通過は23'47"。
最後の集落を抜け、第1給水ポイントを過ぎるといよいよ未舗装路に突入。斜度も徐々にきつくなってきて、このあたりからは先行していったバイクを逆にこちらがごぼう抜きです。あとで思うと、このバイクをパスするのには結構力を使った感じがします。10k通過、35'58"。
12kくらいでしょうか、今まで通行が許可されていなかった釜無山の林道に突入。雨は突如として強く降ったりして、寒さも増してきました。半袖Tシャツをプラスしておいたのは正解でした。走りのほうは急峻な坂のため思うように前に進めません。ただ、MTBのほとんどの人がずっと漕いでいるのにランナーが歩いちゃーいかんなあと思い、ひたすら走っていました。前方に歩いているランナーを見つけたらきっと歩いていたかも。
と言いつつ、15kは39'19"も掛かっちゃいました。(ほとんど歩きじゃん)
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一緒に行われていたマウンテンバイクのレース |
釜無山林道の上ゲートあたりまでは幾分緩い上りだったでしょうか。晴れていれば八ヶ岳方面が一望のビューポイントなのですが、あたり一面ガスっていて、雲の上にぽっかり浮かぶ近くの山々しか見えません。ゲートを過ぎると舗装路に変わりやっと下りになります。バイクが後ろからゴーゴー音を立ててどんどん通過していきます。下り始めてすぐ20k。36'33"
ヤッホー | 甲斐方面を望む |
舗装路からクロカンを1kほど走ってからいよいよ入笠山の登坂になります。
壁登ってるの?と思うくらい厳しい登りで心臓はバクバクモード。どこまで続くのこの登り、と思っていると意外にもあっさり頂上へ到着。しかし、強風と雨で頂上に着いた感動はあまりありませんでした。通過チェックを受け、
「あそこに置いてあるヘルメットの方へ下って行って。」
と言われましたが、氷雨とガスでヘルメットの位置がよくわかりません。本当にここは寒かった。あとで聞いた話、トップが通過した時間帯には雹が降っていたそうです。
さて下山。絶壁を慎重に下ります。が、しかし、このあとアクシデントが…
左ふくらはぎの内側がプルンと揺れたのを感じました。んっ?と思って下っていると数十秒後そのふくらはぎが悲鳴をあげました。筋肉が硬直し、ちぎれてしまうような痛みです。立っていられません。その場に座り込んでしまいました。もうダメ?リタイヤ?ゴンドラ行き?…と脳裏をよぎりましたが、
「ここでリタイヤしても誰もいないし、とりあえずなんとか下まで降りなくっちゃ」
ゴール後、女性のトップの方と左が本人 |
手で圧迫したりさすったりして徐々に回復してきた脚でおそるおそる下山を再開。やっと下まで降りてこられました。
続く牧場への折り返しは痛みが再発しないようペースを落とし無理はしないよう走りました。ふとタイツに目をやると全面の太もも部分に霜のようなものがへばりついていて真っ白です。
関門のWCのところでだいたい3時間40分くらいだったかどうか、ここでゼリーを摂り沢入り登山道へ。ふくらはぎに爆弾を装着しながら登山道を下ります。急な斜面、岩、小川、笹やぶを抜け、途中迷子になりながら登山道入口に到着。下の入口手前で忍者のように下っていく女性ランナーに抜かれました。
登山道を出ると後4.5k。急な舗装路を下っていると、また2人に抜かれましたがマイペースで下ります。
パノラマゲレンデに入るとあと500mくらいでしょうか。ブラスバンドの演奏が聞こえてきました。
長い長い下りで痛みが出なかったのであとは一気にゴールまで走りました。ゴール、気持ち良かったです。あまり気持ちよくって時計を押し忘れゴールタイムがはっきりしません。だいたい4時間10分くらいだったかと思います。
シューズ、タイツ、デイパックすべて泥だらけのゴールでした。
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持っていった水が500ml×1本余りました。余計な荷物になってしまいました。ただ、天気がよければ必要だったかもしれません。
ゴール後、豚汁(無料)をいただきました。すこし肉が少なかったような。でもカレー(有料)のごはんを大盛にしてくれたから許してあげる♪
帰宅後、カミさんが「こういう系のレースって好きだよねー」と半分以上あきれ顔で、泥だらけになったウェアを洗濯機に放り込んでおりました…
ちなみにこんなレースでも上位3名はサブスリーです。
以上、長野マラソンクラブ掲示板への下記3回にわたる投稿より
アドベン富士見 その1 投稿者: mb 投稿日: 5月16日(月)22時58分19秒
アドベン富士見 その2 投稿者: mb 投稿日: 5月18日(水)00時33分0秒
アドベン富士見 その3 投稿者: mb 投稿日: 5月18日(水)23時44分31秒